【漫画5】歌舞伎「刀剣乱舞」　宗近（松也）の野望　その２『彼はどこに消えた？』【四コマ】

📘 前回の漫画を観ていない方ははこちらからどうぞ！

【漫画4】歌舞伎「刀剣乱舞」　宗近（松也）の野望　その１『歌舞伎王に俺はなる！』【四コマ】

🔎【解説】

“とうかぶ”こと刀剣乱舞歌舞伎を始めたのは歌舞伎役者・尾上松也。彼は刀剣男士のリーダーとも言うべき三日月宗近を演じています。
そして私は密かに思っているのです──実はこの“とうかぶ”で歌舞伎界の頂点を狙っているのでは!? そんな私の妄想から生まれたネタ第2弾です😂

前回は“鬼丸国綱”こと中村獅童相手にだいぶやられていましたが、今回は年下の尾上右近相手なので、遠慮なくいろいろ言ってます💥

ちなみに“七舞会”とは、前回の“四高”と同じくワンピースの“七武海”にちなんで設定しています。今回はイラストは出しませんでしたが、メンバーは團十郎、菊五郎（8）、幸四郎、松緑、愛之助、勘九郎、獅童も入るかな？
松也より年上の役者たちを勝手に想像して楽しんでいます。梅玉さんや歌六さんは“海軍大将”というところでしょうか👀✨

松也の前に現れたのは“七舞会”メンバーではなく、刀剣乱舞歌舞伎第一弾『月刀剣縁桐つきのつるぎえにしのきりのは』で小狐丸と足利義輝の二役を演じた尾上右近🦊🗡️

三日月宗近を作った刀工・三条宗近によって小狐丸が作られたとき、稲荷明神の力を借りたというエピソードは、歌舞伎演目『小鍛冶』としても知られています。
もう一つの役である足利義輝は三日月宗近の持ち主だったと言われており、ラストの”宗近と義輝──かつての主従（？）”が対決するシーンは涙無しには見られません。この場面が、刀剣乱舞歌舞伎を名作として一気に高めたと感じています🌙✨

そんな重要な役を演じた右近くんですが、新作『東鑑雪魔縁』では、初演時の刀剣男士の中でただ一人登場していません。
詳しい理由はわかりませんが、第二弾が公開された2025年7月は、尾上右近 自主公演『研の會』が開催されています。単にスケジュールが合わなかっただけかもしれません📅

さらに『東鑑雪魔縁』が終わった後の2025年9月の『流白浪燦星（るぱんさんせい）』で、石川五エ門役が、初演時の松也から右近に変わったのも、「もしかすると刀剣乱舞第二弾に右近が出られなかったことへの松也の配慮があったのかも…」というのが私の想像です。今回のマンガでは、そういうところも“ネタ”として扱わせていただきました😎✍️

そうそう、”愛之助がカレー仲間”という設定は、愛之助自身がテレビでカレーの食べ歩き番組『片岡愛之助の日本全国ぷらっとはしごカレー旅』をやっていたことから来ています。

マンガでは“役者と清元の二刀流”を少々小馬鹿にしたような表現になってしまいましたが、これは本当にすごいことです。実際に舞台で”清元”として詠う右近を見ると、実にしっかり“清元”しています。
彼の著書『華麗なる花道』を読むと、清元の家に生まれながら歌舞伎役者に憧れ、両方を本気で目指すなかで感じた様々なことが率直に書かれており、”二刀流”が単なる話題づくりではなく、尾上右近という生き方そのものであるとよくわかります📚✨

正直、私はこれまで右近のことを「カレー好きでテレビ受けする今どきのタイプの役者」くらいに見ていたところがありましたが、ちょっと見方が変わりました。まだ読んでいない人はぜひ、『華麗なる花道』おすすめです！🙌

歌舞伎の大名跡の家系ではない松也と右近ですが、信念と努力で現在の地位まで上ってきています。前回のマンガで描いた獅童もそうですね。彼らはお互いにリスペクトし合う存在でもあるのでしょう。

そして小狐丸に別の役者が当てられなかったのは、松也の中で「小狐丸＝尾上右近」が譲れないからなのかもしれません🦊✨

ちなみに、今回のタイトルを『消えた刀剣男士の謎を追え』から『彼はどこに消えた？』に変えたのは、「彼＝カレー」でかけてみたんですが……あまりスパイス効いてないと突っ込まれそうです🍛😓

✨次回は、個人的には一番おもしろいと思っている、あの大名跡（刀剣男士ではない）が登場予定ですよ！お楽しみに〜🙌

▶️ 『刀剣乱舞歌舞伎』公式サイトはこちら🎭
歌舞伎『刀剣乱舞　東鑑雪魔縁』

🆕「宗近（松也）の野望　その3『最強の敵あらわる！』」（予定）⁉️

⚔️乞うご期待ッ！！

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【漫画4】歌舞伎「刀剣乱舞」　宗近（松也）の野望　その１『歌舞伎王に俺はなる！』【四コマ】