2025年12月 歌舞伎座・第一部 観劇記 〜歌舞伎座が別世界に変わる日 超歌舞伎10年の集大成〜

2025年12月24日、クリスマスイブですが、歌舞伎座「12月大歌舞伎」を観劇してまいりました🎄
今年の歌舞伎も見納め――なのに、3部構成を1日で全部見るという、年末ならではの強行スケジュールです😅
いや、正直きつい。体力的にきつい。しかもこの日に限って、ピンポイントで雨☔
……だが、今日が令和七年歌舞伎の集大成という思いでいざ歌舞伎座へ🎭
今回の公演の詳細については「歌舞伎美人」をご確認ください👇
➡️ 令和7年12月歌舞伎座「十二月大歌舞伎」
🎭 第1部:歌舞伎座・2度目の超歌舞伎!10周年の熱量!

第1部は、歌舞伎座では2回目となる超歌舞伎。今回は超歌舞伎誕生10周年の記念公演ということで、期待が高まります✨
「歌舞伎座がペンライトで染まる日」――みたいな、あの独特の高揚感です。
本当なら初音ミク仕様の人力車もいるはずなのですが、雨だから本日は不在とのこと☔
残念ですが。ミク人力車は次機会に期待🚕
🛋️ 歌舞伎座ギャラリー:相席初音ミク(裸眼XR)が予想外に楽しい!

歌舞伎座ギャラリーでは、「相席初音ミク(裸眼XR)」なる企画が実施中👀
VRゴーグルなしで、ミクと隣に座って“映れる”というやつです。
最初は「ま〜た若者に迎合した企画かよ」とか思ってましたが🤔
せっかくなので話のネタに見てみるかと――ところが、
これ、思った以上に楽しい!!😆
2人用ソファが用意されていて、片方に座ると、目の前のモニターに自分とミクが隣同士で映る
で、向こうから話しかけてはこないんですが、こちらの声や動きは伝わっているようで、
- 動きに合わせてポーズを取る✨
- 見得を切る🎭
- じゃんけんもしてくれる✊✌️✋
たわいもないといえば、たわいもないんですけど、実際に体験してみると「若者よりおっさんターゲットじゃね?」と思えるくらいでした〜💡
私は初音ミクの人気は「歌」だと思っていましたが、こうしてキャラクターが体験として進化し続けているのも理由なのかもしれませんね🎶
しかも、ここで相席したミクが、このあと舞台に出てくるわけです。体験→舞台という導線ができているのも面白いところです🎯
いやはや、NTT、なかなか意気なことを考えますね😎
🎬 そして本編:開演前から世界線が違う
さて、いよいよ超歌舞伎本編です🎬
開演前には“獅童ツイン”による説明と、これまでのダイジェスト映像が流れて幕が上がります。
ここからは、場面ごとにミナミが「面白い」と感じた点や気になった点を紹介していきます📝
詳しいあらすじは、公式に発売されている筋書をご覧ください。
「発端 洛外柊野別れの場」:赤姫左近の存在感
物語冒頭に登場するのは、中村歌昇が演じる鬼童丸👹
そこへ藤原純友の霊(青虎)が現れ、舞台は一気に不穏な空気に包まれます。
主要人物が揃ってのダンマリの中で、ひときわ目を引いたのが、初音姫を演じる尾上左近の赤姫姿でした🔥
播磨屋の歌昇・種之助兄弟と並んで、今回もっとも目立っていたのは左近くんだったのではないでしょうか? まさに“紅一点”という言葉がぴったりです🌹
「序幕」:アナログ最高、デジタル惜しい
「神泉苑法成就の池の場」では、白鷺を助ける頼信(種之助)が登場します。
この白鷺が、棒の先につけて黒衣が動かす超アナログ方式なのがまた良いですね✨
超歌舞伎でも、こうしたアナログ演出が残っているのは嬉しいところです。
いつかロボットになる日が来るかもしれませんが、ぜひ残してほしい演出のひとつです🙏
続く「神泉苑舞殿の場」では、ミクが七綾太夫として初登場🎤
術法によってミクが消え、屏風の絵になる演出は筋書に書いてあるように確かに見せ場でした。
ただ、消えるときのデジタル表現は良かったものの、屏風に移るときも同じ表現だったので、少し「モニター感」が出てしまったかなと思います🤔
もう少し、じわっと浮かび上がるような演出だと、「実体から絵へ」がもっと表現できたと思うのですが✨
「二幕目」:歌昇×左近コンビが気になる
鬼童丸と初音姫が対峙する所作事は、とにかく美しいの一言でした💃
『刀剣乱舞』以来、どうも歌昇&左近の組み合わせは気になりますね〜歌昇と陸奥の妙な漫画描いたというのもあるし😚
「朱雀大路羅生門の場」では、袴垂(獅童)が、歌舞伎屈指の名台詞の「絶景かな絶景かな」を桜咲き乱れる楼門で披露🌸
ここで小夜風御前(時蔵)も登場し、宝の矢を手にします
「三幕目」:ペンライトという新しい“儀式”
超歌舞伎といえばこの人、澤村精四郎が一人武者・平井保昌として登場⚔️
この場面では、舞台の仲居さんたちがペンライトを持って頼光(獅童)を見送り、客席でもペンライトを振って応援します📣
超歌舞伎ならではの一体感が生まれる瞬間ですね✨
七綾太夫と袴垂が相対する場面では、ミクのセリフが聞きどころです。
ミクの話し方は独特の抑揚はありますが、それも含めて「初音ミクらしさ」なのでしょうね🎶
そして七綾太夫は物の怪となり、物語は大きく動いていきます😆
「四幕目」:ツインテールの正体、バレバレ問題
お子様武者の碓井(陽喜)と坂田(夏幹)が登場👦
凛々しくなりつつも、まだまだかわいい盛りです
そこへ現れる謎の女“胡蝶”
……その緑のツインテール、ミク以外いないでしょ😂
ここで名刀小狐丸が登場し、蜘蛛の妖となった七綾太夫の亡魂を退けます⚔️
袴垂が自ら命を絶つことで恩を返す場面は、これまで悪党だった人物が、本心を明かして善側に立ち返る、いわゆるモドリの場面です。やはり歌舞伎ならではの見せ場ですね😢
「大詰」

“都音羽山清水寺奥の院の場”
そして物語はいよいよ大詰め、総出での物の怪退治へと進みます🔥
ここで再び登場するのが、お子様武者の碓井(陽喜)と坂田(夏幹)。さらに、種之助は卜部として再登場し、初音姫と小夜風御前もそれぞれ水破・兵破の矢を手に駆けつけます。
舞台上の人物が一気に出揃い、いよいよクライマックスという空気の中で響くのが、頼光の「数多の人の言の葉と白き灯火を」 という呼びかけです✨
この一声に合わせて、客席では一斉にペンライトが振られます。超歌舞伎ならではの、舞台と客席が完全につながる瞬間ですね。
そういえば、物販で売られていた安価なペンライト(300円)が赤色と白色だったのですが、「なんでミク色の緑じゃなくて白なんだろう?」と少し不思議に思っていました🤔
ですが、この“白き灯火”というセリフに合わせていたのだと考えると、ここで腑に落ちました。
兎にも角にも、物の怪となってしまった七綾太夫の魂も無事に救われ、物語は大団円を迎えます🙏
そして最後は恒例のカーテンコールへ。獅童の「行くぜ!」が炸裂し、ミクの楽曲とともに、舞台と観客が一体となる熱気に包まれます🎊
これは、普段の歌舞伎座ではまず体験できない瞬間ですね。
さらに今回は写真撮影タイムも設けられました📸
前回観たときにはなかった演出だったと思いますが、歌舞伎座で写真撮影が許される機会というのは、他にあるのでしょうか? 新橋演舞場の『刀剣乱舞』では行われていましたが、やはりかなりレアな体験だったように思います。
📝 終わりに

前回よりも、今回はだいぶ乗れたというのが正直な感想です😊
年配のお客さんも含めて、劇場全体が超歌舞伎に慣れてきている印象を受けました。
一方で、10年の集大成ということで、ややダイジェスト的なので内容が薄く感じる部分もありましたが、それもまた歌舞伎ということでしょう🎭
初音姫としての左近くんの出番が多かった分、ミクの出番が少なめになったようにも感じましたね🤔
そして、ミクの弟妹分?といえる鏡音リン・レンが大薩摩として登場したのも印象的でした。もしかして次回は舞台上で役者デビューもあるのかも……とちょっと期待してしまいますね✨
客席の入りについては、まだ課題も感じましたが、これからどう広げていくのか、今後に注目したいところです👀
ということで、『超歌舞伎 世界花結詞』観劇記、これぎりといたしたいと思います🙏
第二部、第三部の観劇記は次回に!
※本記事内の写真は、すべて劇場にて撮影許可のあった場面、または私的鑑賞記録として撮影したものです。









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